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マーケットプレイス101(入門):オンラインマーケットプレイスとは何か、どのよ うに機能するか?

Sara Matasci - 2022年9月8日
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*文章内のリンクは海外サイトのものとなります。あらかじめご了承ください。

eコマースは、世界中で私たちの生活、仕事、買い物のあり方を大きく変えました。便利な配送、豊富な品揃え、競争力のある価格を兼ね備えたオンラインコマースは、消費者が欲しいものをすぐに購入することを可能にしたのです。

特に、オンラインマーケットプレイスは、eコマース全体の中で際立っています。過去2年間、それはeコマース全体の2倍のペースで成長しており、現在では世界のeコマース売上高の3分の2を占めるまでになりました。この成長は、広い普及率によって促進されたものです。過去2年間で、消費者によるマーケットプレイスでのショッピングの普及率は35%も増加しています。

マーケットプレイスはどのように機能し、どのようにして消費者の間でこれほど普及したのでしょうか?このブログでは、マーケットプレイスモデルの基本を説明し、世界で最も重要かつユニークなマーケットプレイスの例をいくつか紹介します。

オンラインマーケットプレイスとは?

簡単に言うと、オンラインマーケットプレイスとは、多くの異なる販売事業者の在庫を一箇所に集めたeコマースサイトのことです。マーケットプレイスは、卸売業者から在庫を仕入れ、倉庫に保管し、商品を管理・販売し、購入されたら受取人に発送するという1社で商品を販売する従来のeコマースサイトとは異なります。 これに対し、オンラインマーケットプレイスでは、複数のプレイヤーが集まり、それぞれが異なる役割を担います。

  • マーケットプレイス運営者は、マーケットプレイスの運営管理を担当します。

  • マーケットプレイスの販売事業者は、マーケットプレイス上で、自社の製品やサービスを販売するサードパーティベンダーです。マーケットプレイスの販売事業者は、通常、注文の処理、配送、返品処理などを行います。販売事業者は、商品が売れるごとに運営者に手数料を支払います。

  • マーケットプレイスのパートナーは、マーケットプレイスが円滑に運営されるようなツールやサービスを提供します。これらは、税務処理、物流、在庫管理など多岐に渡ります。

オンラインマーケットプレイスはどのように機能するのですか?

オンラインマーケットプレイスで販売される商品は、マーケットプレイス運営者が直接販売するのではなく、サードパーティーの販売事業者から提供されます。マーケットプレイス運営者は、サイトの見た目や顧客体験の全体に責任を持ち、時には、自社のファーストパーティ製品を、サードパーティのネットワークから提供することもあります。

顧客がマーケットプレイスを通じて、サードパーティの販売事業者から購入する場合、販売事業者が注文を処理し、顧客へ直接商品を発送します。販売事業者が顧客サービスや交換・返品に対応する場合もあります。運営者は、販売事業者に新たな成長チャネルを提供する対価として、販売手数料を得ます。 オンラインマーケットプレイスは、運営者、販売事業者、顧客、すべての関係者に利益をもたらします。

  • 運営者は、商品管理や発送のリスクと責任を負うことなく、より多くの商品を取り扱うことができます。 

  • 販売事業者は、人気ブランドが確立した信用を活かして、新しい顧客層を獲得することができます。

  • 最も重要なのは、顧客がより幅広い商品をより手頃な価格で手に入れることができることです。

小売業者は、誰でもマーケットプレイスを立ち上げ、運営することができます。中には、デジタルネイティブな企業もあり、自社製品や実店舗を所有することなく、サードパーティの売り手によるマーケットプレイスで人気を博しています。また、従来の小売業者の中には、マーケットプレイスモデルを利用して、実店舗と連動したeコマースの業績を伸ばしているところもあります。いくつかのグローバル有名ブランドでは、オンラインマーケットプレイスを全体戦略の1つと位置付けて運営しています。

また、オンラインマーケットプレイスは、消費者向け小売業者だけのものではありま せん。企業間取引(B2B)のサプライヤーも、このマーケットプレイスモデルを活用し ています。B2Bのマーケットプレイスは、小売のマーケットプレイスと同じ基本原則 のもとに運営されており、商品の保管や注文の処理をそれぞれ担当するさまざまな第 三者の販売事業者から商品を提供します。

小売業と同様、多くのB2Bビジネスがマーケットプレイスを利用して、自社のeコマー スサービスの商品を増やしています。また、別のタイプのB2Bマーケットプレイもあ り、チャネルパートナーを販売事業者とすることで、B2Bバイヤーにシームレスなオン ライン体験を提供する、メーカー主導型マーケットプレイスの人気も高まっています 。過去1年間で、B2Bマーケットプレイスの売上はB2B eコマース全体の7倍以上の速 さで成長し、最も利用される販売チャネルとなりました。

オンラインマーケットプレイスの例とは?

マーケットプレイスにはさまざまな規模や形態があります。最大かつ最も有名なマーケットプレイスは、AliExpressAmazon Marketplaceの2つです。AliExpressは中国を拠点とするマーケットプレイスで、200以上の国や地域の消費者が卸売価格で商品を購入することができます。AliExpressマーケットプレイスは、12ヶ国語に翻訳され、年間推定1億5千万人の世界中の顧客にサービスを提供しています。AmazonMarketplaceでは、サードパーティの販売事業者がAmazonと同じ商品をベースとして販売することができます。Amazonは190万人以上の販売事業者と提携し、世界中のオンラインマーケットプレイスをサポートしており、マーケットプレイスの売上は現在、同社の総売上高の58%を占めています。 皆さんのお気に入りの小売業者やB2Bビジネスの多くも、独自のオンラインマーケットプレイスを持っています。AmazonやAliExpressのような世界的な大企業に比べると小規模ですが、これらのマーケットプレイスはブランドや小売業者にとって非常に有益なものです。

Madewellは、オンラインマーケットプレイスを通じて「Labels We Love」を推進する人気のアパレル小売企業で、自社のアパレルラインと一緒にサードパーティ商品も販売しています。また、ファーストパーティー商品をまったく提供しないマーケットプレイスもあります。Shop Premium Outlets, A Simon Digital Marketplaceは、アウトレットショップのネットワークからサードパーティー商品を集めていますが、独自の商品は扱っていません。

オンラインマーケットプレイスを提供するその他の人気ブランド、小売業者、B2Bサプライヤーには、ABB、Best Buy Canada、Carrefour、Debenhams、Hudson’sBay、The Kroger Co,、Leroy Merlin、Maisons du Monde、Toyota MaterialHandling、UNFIなど、その他にも世界で数百もの企業が名を連ねています。 

マーケットプレイスは、今後も急速な成長を続け、私たちの日常生活においてより大きな役割を担っていくことでしょう。Mirakl社が提供するこのマーケットプレイス 101(入門)に今後もご期待ください。ゲームチェンジャーであるこのテクノロジーの情報を様々な角度からお届けします。

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Sara Matasci,
Mirakl社 コーポレートマーケティングディレクター

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